「オーナー(投資家)」「管理会社」「仲介業者」「入居者」のそれぞれの役割と関係性とは?

不動産投資=不動産賃貸業には、多くの会社や業者が関わります。
このテーマに挙げている関係者の協力により(もちろんこれだけではありません。)、入居者が快適に過ごせたり、オーナーとしての投資成功率が高まります。

入居者の意思決定

まず、入居者のことについて触れたいと思います。
サービスを供給するということももちろん大事ですが、利用する人のこと、サービスや商品に対して料金を払っていただくことを意識するためです。

入居者は、場所、大きさ、間取り、そして賃料(費用)といったリース条件に対し、入居を判断します。

その決断には次ぎのようなことがあります。
・なんのために誰がかりるか(生活? 単身? 事務所?)
・立地/場所はどこが良いか(職場の近く?スーパー?川辺?)
・どのような広さを必要とするか
・どのような間取りか
・これらを満たす不動産をいくらで借りれるか
・管理会社や入居の時に不満がないか

これらの判断を行い、条件に満足することで入居の可能性が出てきて、代価(賃料)の受け渡しが発生することになります。

「オーナー」の役割と意思決定とは?

オーナーの役割とは、「自らの責任において、物件を運営すること」です。
オーナーは物件の所有者です。つまり物件の購入者であり、入居者に賃貸し、利益を得ることを目的としています。

管理会社に物件の運用を委託しているオーナーが多数だと思いますが、物件運営(意思決定)までを管理会社に丸投げしているオーナーもいます。

入居者には入居者の要望があり、管理会社には管理を円滑にするという目的がありますが、入居者や、管理会社の担当者は変わることがあります。
そのような状況は、オーナーと入居者の目的がバランスよく達成されるとは考えにくいです。プロである管理会社に相談や任せることもよいですが、不動産の運営主体はオーナーです。長期的に物件価値を維持することや、最終意思決定はオーナーです。

また、管理会社へは管理業務委託契約を結ぶと思いますが、”業務委託”です。プロに委託する範囲と、自分で行う、判断する範囲は明確に意識しましょう。

管理会社の役割とは?

上記にでてきましたが、管理会社はオーナーから管理業務委託を委託され、①建物管理、もしくは②入居者の管理、のいずれかもしくは両方を行います。

①建物管理
 清掃、設備メンテナンス、工事発注代行等、”契約で定められた業務”を行い、物件の資産価値維持に貢献します。

②入居者管理
 賃料の請求、入金確認、督促、鍵対応など入居者の一時対応を行います。

通常、家賃の5%ほどの管理料で対応いただけますが、料金にどの業務が含まれるかは管理会社によって変わります。少ない料金で業務範囲が広いというのがいいとは限りません。

トラブル対応や入居者対応など、納得できる会社に依頼し、契約の内容については事前に確認しておきましょう。

お互いが契約内容を守り、尊重し合うことで、オーナーと管理会社が長期にわたって協力関係を保ち、入居者にも良い環境を提供することに繋がります。

賃貸仲介会社の役割とは?

仲介会社の役割は、入居者のお部屋を探し始めてから申し込みまでのサポートをすることです。
いいお部屋を借りるためには、不動産賃貸仲介業者の協力が必要不可欠となります。

不動産賃貸仲介業者にとって、契約時に貰うことが出来る仲介手数料がとても大切な収入源となるのです。

賃貸検索サイトにはさまざまな物件情報が記載されており、絞り込み機能を使うことで希望の条件に該当する賃貸をすぐに探しだすことが出来ます。
たいていの場合不動産賃貸仲介業者がサイト運営をしており、物件の間取り図だけでなく室内の写真も掲載されている場合が少なくありません。室内の写真を撮影しているのは不動産賃貸仲介業者なのです。
そして、その写真や物件情報や照会を掲載することで、顧客がよりお部屋のイメージを持ちやすくなり、契約をスムーズに行うなど、不動産賃貸仲介業者の存在は重要となります。

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ABOUTこの記事をかいた人

まさたびです。不動産会社に勤め、「安心して幸せな人生を送ること」を目標に、投資(不動産、株式)を開始→経営能力を高めるために資格取得→【不動産コンサル】を目指し、本業+不動産賃貸業(実績3年)+ブログ運営。【不動産×資格】について発信します。